Ciao!
アムステルダムで開催されているアンディー・ウォーホルの展覧会に行ってきたよ。
他のアーティストさんも紹介されていて、ポップアートの発展と歴史がよくわかる内容だったよ。
家に帰ってから、ウォーホルさんについて、もっと知りたいと思ってネットをいろいろと調べてたら、15 minutes of fameって言葉が出てきたんだ。
Suger Rayの「14’59」ってアルバムを、中の人が昔よく聞いてたから15分の名声っていう言葉は知ってたんだけど、その言葉を作ったのがウォーホルさんだったとはね~。
繋がって、なんだかうれしいな。
ウォーホル作品の特徴
ファクトリー
ウォーホルの代表作
その他のポップアーティスト
・キース ヘリング
・メル ラモス
・ロイ リキテンスタイン
おまけ
アクセス
ウォーホル作品の特徴
ウォーホルさんは1960年代に活躍したアメリカ人アーティスト。ポップアートの中心的人物として有名だよね。天安門で記念写真を撮るウォーホル氏 ポーズとか表情が昔の日本人っぽくてツボ! |
昨日紹介したバンクシーさんがステンシルで量産できる絵を描いたのと同じように、ウォーホルさんはスクリーンプリント(シルクスクリーン)で、やはり絵を量産したんだ。
でも、2人には大きな違いがあって、その象徴的言葉がこれ。
もしアンディー・ウォーホルの全てを知りたいなら
私の絵と映画と私自身の表面をただ見てください。そこに私はいます。裏なんてありません。
アンディー ウォーホル
そう、ウォーホルさんは作品にメッセージ性を織り込まなかったんだ。
このことはまたあとで出てくるけど、彼は「無」や中身のない物、消費されては消えていく刹那的な物を描こうとしたんだ。
ファクトリー
ウォーホルさんはファクトリーと呼ばれる銀色のスタジオで制作活動に当たってたんだって。その工房を再現したのがこちらの展示場。
壁はアルミホイル、床も銀色の板が敷き詰められていて、全部銀色!真ん中にあるのは、シルクスクリーンの印刷機だよ。
シルクスクリーンというのは、プリントゴッコのような原理で、シートに開けた小さな穴からインクを染み出させて印刷する方法。
ウォーホルの代表作
ウォーホルさんの代表作といえば、マリリン・モンローの肖像だよね。Marilyn Monroe |
これも、大衆に消費されていく「イメージ」というものをよくとらえた作品。
そして、もう一つの代表作は、このスープ缶の連作。
Campbell's soep series |
ここで、このスープ缶に何の意味が・・・なんて考えるのはナンセンス。最初の彼の言葉の通り裏はないんだから。
彼はちょうど「無」の絵を描きたいと思っていた時期にこのスープ缶を見て「あ、これだ!」って感じてこの缶を主題にすることに決めたんだって。
次のは、代表作とは言えないかもしれないけど、女王様シリーズ。
イギリスのエリザベス女王(の若いころ)や
Reigning Queens: Queen Elizabeth II of United Kingdom |
オランダのベアトリクス前女王(の若いころ)もあるよ
Reigning Queens: Queen Beatrix of the Netherlands |
それから、彼はレコードジャケットもたくさん手掛けてたんだね。
その他のポップアーティスト
展覧会ではその他のポップアーティストも紹介されているよ。・キース ヘリング
31歳で世を去ったポップアート界の流星。見てると元気になる色遣いと、シンプル明瞭な構成が持ち味。
Pop shop II-B |
Best friends 他 |
・メル ラモス
艶っぽいヌードを描かせたら右に出る者はいない、ポップアート界のセクシー担当。これでも大学の先生なんだよ!
Chic |
Loca cola |
Peeka Boo Marilyn #3 |
Manet's Olympia |
・ロイ リキテンスタイン
モンドリアンさんの所でもちょっと出てきたリキテンスタインさんは、三原色と白黒を駆使し、コミック風な図案で勝負!
The oval office |
Tel Aviv Museum print |
Haystack |
スクリーンプリントは、同じ作品をたくさん作るから連作に通じるものもあるかもしれないけど、あえてのモネの連作「積みわら」ってチョイスににやり。
睡蓮でもなく、ルーアンの大聖堂でもなく、積みわら。
おまけ
理由なき闘争 日本のポスターRebel Without a Cause |
ラッツ&スター
ラッツ&スター お薬がらみで時々話題になる人も。。。 |
それじゃあ今回はここまで。
Ciao!
アクセス
Beurs van Berlage(Damrak 243, Amsterdam)アムステルダム中央駅から徒歩5分
駅からだとダムラックを超えてすぐ
ダム広場からだと、バイエンコルフを超えてすぐ
開催期間
2017年9月30日まで公式サイト ミュージアムカードで割引あり