Ciao!
今回は、ハーグ市立美術館の概要を紹介するね。
2017年夏に開催されたモンドリアン回顧展の様子はこちらから。
よくわかるモンドリアン:ハーグ市立美術館
ハーグ市立美術館の歴史
オランダでは、市町村の単位は常にヘメーンテ。大都会でも田舎村でもヘメーンテと呼ばれるから、「市立美術館」の訳が適当かはわからないけど、とにかくそのへメーンテ運営の美術館だよ。建築は、ヘンドリク・ペトルス・ベルラーヘさん。オランダの近代建築の父と言われ、デ・ステイルのメンバーにも影響を与えたと言われているんだ。
1931年にデザインされたアールデコの館内は、レトロな空間。
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館内中央通路 公式webページからお借りしました |
美術館の開館は1935年なんだけど、数年後にはオランダがドイツに占領され、美術館も閉鎖されてドイツ軍の倉庫にされてたんだって。
現在は、オランダ国内8位の入場者数。8位といっても7位まではすべて観光客の多いアムステルダムの美術館が占めてるから、それ以外の都市では一番人気。
同じデン・ハーグにあるマウリッツハウス美術館よりも入場者数が多いんだ。交通の便も決してよくないのに頑張ってると思うよ!ほんとに。
おもしろい企画展を定期的に開催してるから、「前に行った」とか「駅から遠い」とか思わずに、何度でも足を運んでみてね。
コレクション
ハーグ市立美術館のコレクションは、近現代の作品が中心だよ。特にモンドリアンさんの作品は充実していて、彼が若き風景画家から、厳格なルールに従った抽象画家になっていくまでを、作品を通して追えるんだ。
遺作、ヴィクトリー・ブギウギもあるよ。
モンドリアン、ヴィクトリー・ブギウギ |
その他にもモネ、ゴッホ、シーレ、ピカソやカンディンスキーなど、19世紀から20世紀にかけての作品が充実しているよ。
シーレ、エディト |
アクセス
デン・ハーグ中央駅から
バス 24番 Gemeentemuseum下車
トラム 16番 Gemeentemuseum下車
※行きがけにバスやトラムから見える、高い塔を持ったお城みたいな建物は、平和宮と呼ばれる国際司法裁判所が入った建物だよ。ここもちょっと駅から遠いから、まとめて観光するのがおすすめ!
それじゃあ、またね。Ciao!