Cioa!
今回はフランクフルトのシュテーデル美術館の訪問記。
シュテーデル美術館には前回紹介したカール・シュピッツヴェーク作品を巡る旅の中で訪れたよ。
シュテーデル美術館はフランクフルトの代表的な美術館で、展示内容も幅広く、中世から現代まで700年の美術史がここで分かるよ。
アクセスと開館時間は公式サイトでチェック!
シュテーデル美術館 公式サイト
9月30日からマティス展やってるよ!
フランクフルト中央駅から徒歩10~15分
時系列順に見ていくなら、まずは一番上のフロア(2階)からスタート。このフロアは、1300年から1800年までの500年間の作品を展示してるんだ。
古い作品だと、いかにも中世の宗教画って感じのもあるし
バルナバ・ダ・モデナ、聖母子 |
イタリアルネサンス初期の作品も揃ってるよ。
ボッティチェリ、女性の肖像 |
僕の師匠の作品も。
ペルジーノ、聖母子と幼い聖ヨハネ |
でも、せっかくドイツに来たんだから、北方ルネサンスの巨匠たちの作品を楽しまないとね。
例えば、フランクフルトと同じバイエルン州アウスブルク出身のハンス・ホルバインさんの祭壇画。
ハンス・ホルバイン、Sunday view of the Frankfrut Dominican altarpiece |
ホルバインさんは、オランダの神学者エラスムスさん書いた「痴愚神礼賛」の挿絵を担当したことでも有名だよね。
ハンス・ホルバイン(父) エラスムスの肖像(痴愚神礼賛内のイラスト) |
そして、最近日本でも人気のクラーナハさんもバイエルン出身画家のひとり。
ルーカス・クラーナハ、マルティン・ルターの肖像 |
クラーナハさんはルターの肖像を何度も書いてるんだけど、これもその一枚。一番有名な絵があるのはウフィツィ美術館だけどね。
それから、お隣ネーデルランド出身のヒエロニムス・ボスさんの作品も。
ヒエロニムス・ボス、Ecce Homo |
Ecco Homoとは「見よ、この人だ」って意味なんだけど、キリストが拷問を受けてからゴルゴタの丘の行進までの間に、民衆の前にさらされた場面のこと。
同じくネーデルランドのロヒール・ファン・デル・ウェイデンさんの作品もあるよ。
ローヒル・ファン・デル・ウェイデン、メディチマドンナ |
ゴシック期の作品でも、レンブラントさんやディルク・ファン・バビューレンさんたちネーデルランド・フランドル勢推しが目立ったよ。さすがドイツの美術館。
レンブラント、目をえぐられるサムソン |
ディルク・ファン・デューレン、歌う男 |
アドリアーン・ブラウエル、苦い薬 この顔大好き♪ |
ピーター・ブリューゲルの息子のひとりヤン・ブリューゲルさんと、さらにその息子(同じくヤン・ブリューゲル)の風景画メインの歴史画もあったよ。
ヤン・ブリューゲル(父)、レトの嘲笑 |
ヤン・ブリューゲル(子)、エデンの園とイブの創造 |
さてと、前半戦はここまで。続きはまた次回。
Ciao!
twitter:らふぁえろ@raphael_act
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