朝7時くらいのコロッセオ。 |
夏のローマはほんとに暑かった!だから、昼間は出来るだけ美術館ですごして、外を観光するのは朝と夕方がおすすめだよ。人も少なくなるしね。
さて、今回のベルニーニ☆ラリーのチェックポイントは、サンタ・マリア・ソープラ・ミネルヴァ教会とナヴォーナ広場だよ。
チェックポイント6:ミネルヴァ広場
ミネルヴァ広場というのは、昔ここにミネルヴァを祀る神殿があったことに由来してるんだって。そして、その神殿跡地は今はサンタ・マリア・ソープラ・ミネルヴァという教会になってるんだ。ヴァチカン美術館の ミネルヴァ(アテナ)像。 フサフサ付きの兜とメデューサの盾が基本装備。 |
ミネルヴァというのは、ギリシャ神話の処女神で、知恵と戦いの神様。ギリシャ名はアテナ。アテネの守護神はこのアテナで、パルテノン神殿もアテナをお祀りする神殿なんだよ。
語源はパルテノス(若い乙女)から。 |
一方で、よく似た名前のローマのパンテオン(ミネルヴァ広場のすぐ横にある)は、古代ローマの様々な神を祭る神殿。
パン(全て)とテオン(神)でパンテオン。 |
そうそう、パンテオンには僕のお墓があるよ。
前置きが長くなったけど、ミネルヴァ広場に建つオベリスクが今回のチェックポイント!
象が背負った小さなオベリスクは、ミネルヴァ・オベリスクとか、象のオベリスクと呼ばれてるけど、ニックネームはミネルヴァのひよこPulcino della Minerva(笑)
象にしては小さいサイズと丸い体つきから、最初はミネルヴァの豚さんPurcino della Minervaって呼ばれてたらしいんだけど、それがいつの間にかひよこPulcinoになってたんだとか。
オベリスクはエジプト産。土台の象がベルニーニさんの設計と監修。実際の制作はお弟子さん。1669年、69歳の時の作品。
2016年には像の左の牙がおられる事件があったらしいんだけど、ちゃんとくっついたみたいだね。
折られた牙は近くで見つかったらしいよ。 |
象の後ろの工事中の建物がS・M・ソープラ・ミネルヴァ教会。三毛さんの作品があるよ。
ミネルヴァ広場へのアクセス
バス:40,60 Argentina下車 徒歩5分
51,62,63,80,83,85,160,492 Corso/ss. Apostoli下車 徒歩5分
S・M・ソープラ・ミネルヴァ教会見学無料。
地図はページの一番下。