オランダのお隣の国ベルギー。
チョコが有名な美食の国、ベルギー。
ブリュッセルがEUの首都にもなってる、ベルギー。
そのブリュッセルには小便小僧も居る、ベルギー!
信じられないことに、この美食の国ベルギーとオランダは、かつて一つの国だったんだよ。1830年に宗教の対立が原因で、ベルギーが独立したんだ。
オランダとベルギーの関係は今も良好ではあるんだけど、ちょっとしたジョークができるくらいには、お互いに言いたいことはあるみたい。
今回はお互いが抱いているイメージからできたジョークをいくつか紹介するよ。
オランダ人のベルギー観
ベルギー人はスーパーマーケットで牛乳パックを開けてしまいます。なぜでしょう?→「ここを開ける(Hier Openen)」と書いてあるから。
オランダ人にとってベルギー人は、よく言えば純粋で素朴、悪く言うとアホで騙されやすいイメージなんだって。Hier Openenは「ここで開ける」の意味にもなるから、ベルギー人ならその指示を素直に聞きかねないっていうことらしい。
ベルギー人は電球をどうやって交換する?
→友人を4人呼び、机を四方をもって回してもらう。自分はその机の上に立って電球を回す。
これは、オランダ人がベルギー人に持っているまどろっこしいイメージから来たジョーク。オランダ人ならぱぱっと終わらす簡単な仕事を、いじくりまわして複雑にしてしまうってことらしい。
こんな感じで、オランダ人はベルギー人をちょっと軽く見てて、アイツら馬鹿だなぁと思ってる節があるんだ。
さて、ここからベルギー人の反撃が始まるよ。
ベルギー人のオランダ人観
オランダの料理本では、オムレツの作り方はどう始まっている?→まず、隣の家に卵を2つ借りに行ってください。
これはオランダ人のケチさを笑ったもの。詳しくは前の記事で。
オランダ人はケチが国是?
他にも、
オランダ人はどうして鼻が大きいの?
→空気はタダだから。(ケチなオランダ人でも心置きなく吸い込める)
というのもあるよ。さらに、
オランダ人はトマトスープをどうやって作る?
→赤いスープ皿に熱湯を注いで、ハイ、出来上がり。
これもケチネタだけど、たぶん半分はオランダの食文化を笑ってると思うんだ。ご飯はベルギーの方が断然美味しいからね。オランダ人もこの点は認めてるし、オランダ国内でも、南に行くほど(ベルギーに近づくほど)美味しくなるって言われてるよ。
(ちなみにオランダは、ドイツとイギリスと国境を接してるけど、この二か国に近づくとご飯がおいしくなるっていう話は聞いたことないな。)
ベルギー人は、ケチでしみったれなオランダ人みたいにはなりたくないと思ってるみたいだね。
ちなみに僕の出身国イタリアは、半島の南北で長きに渡って仁義なき戦いが繰り広げられてるよ。北の人間は無愛想、南の人間は怠惰っていうのがお互いが持ってる典型的なステレオタイプ。
日本でも、関東と関西の戦いがあるっていうじゃない?きっとこの手の戦いはどこに行ってもあるものなんだろうね。
それでは、今回はここまで。
Ciao!